友達にAVがバレた日
相反する2つのテーマが同率一位になってしまったので非常に困っている。
本当は一記事しか書かない予定だったんですがやむを得ません、二記事書くしかないです。だって繋がらないもの……
遅筆なことで無名(意味不明)な横山ですが、書き始めてから完成させるまでもそりゃあ紆余曲折ありました。高校時代の知り合いと絶縁したり。
まあそれはおいおい……
というわけで今回は女友達にAVがバレた話をします。
正直出オチなのでこっから先はそんなに面白くないと思います。
事の発端は
横山は今大学生の一人暮らしなんですが、まず自分の住んでいる部屋があり得ないくらい汚いんですよ、部屋に自分の居場所がないレベルです。
なんだそれって思える人は幸せですよ。本当に。
まあそれでも比較的綺麗な時は人を泊めることもしているんですが、そもそも自分の居場所がない状態だと当然他人の居場所も用意できず、といった具合にその日のコンディション(?)をみて断ってきました。
しかし事件日は友人曰く「別に部屋が汚くても全然気にしないよ!むしろ片付けちゃる」とのことだったので終電で自らの自宅へと招待しました。(因みに一駅乗り過ごしました。友人と一緒に歩く羽目に。)
まずAVを買っていたのか
そもそも俺はAVなんて買ったことないんですよ。ただバイトの一つにアダルトショップがあったので、廃棄されたAVを処分という名目で持ち帰ることができたのです。
貰えるものは貰っておこうという性分のため、コミックなど含めていくつかもって帰ってたんですね。
コミックに関しては本という媒体の都合上パラっと全てに目を通して押入れの奥に追いやったのですが(捨ててはいない)、
DVDだと既に入れていたディスクを取り出すという作業がどうにも億劫でビニール袋の中で眠り続けさせるという処置を取ってしまいました。(捨ててはいない)
そう、捨ててはいなかったのです……捨てては……
到着、掃除、発覚
まず家に着いた瞬間、「五分だけ時間をくれ」と言い、流石に見せられない生ゴミやら空容器の類を処分しました。
この時にAVに気付いていればと今でも悔やみます。
実は読んでいたという前提もあり、コミックに関しては事前に話していました。
「たしか押入れにそんなのあるわ」みたいな。
不可侵協定ですね。
そして招待。即掃除。友人も苦笑気味でしたが、もっと酷い部屋を見たこともあるとか。
それ家か?本当に。
こうして床に敷き詰められていたペットボトルの山は消え去りましたとさ。めでたしめでたし。
「ん?この袋なに?」
とは行かなかった……
袋?ゴミ袋とかなら中身が透けるはずなのだが、と振り返ると友人の手には黒く小さい袋。
軽く結ばれた結び目が解かれようとしたその寸前、自分の記憶の方がわずかに早く解かれた。
瞬間、焦り。
「(やべーーーーー)あーそれ多分AVだわ」
言っちゃった。あれ、なんで言ったんだ?馬鹿か。誤魔化せよ。ホームビデオの類と言い張れ。フルハウス録画してたと主張しろ。
「バイト先から貰った奴見ないで放置してたわ、興味そんななかったから忘れてた(早口)」
少しでも動揺すると横山の知能指数は65くらいまで下がるので、ウィットに富んだ返しもできず、ただただ言い訳。情けないぞ!
苦しいがまあ言ってることは事実です。ただ早口がダサい。友人も苦笑。一刻前に見たのとは少しニュアンスが違うようでした。刻がみえる……
ここで少し懺悔なのですが、横山にはこの時点で性交渉の経験がありません。恥ずかしいから少し濁した表現になりましたね。そういうとこやぞ。
当然こういう時どんな顔をすれば良いか分かりません。少なくとも笑うべきではないと思う。
そこからは先程よりはやや静かに片付けの仕上げが続行。寝床も確保し、体も清め、来客用の布団で眠ります。
正直この辺はなんの会話をしたのか覚えてません。日にちがあいたからかなぁ。多分違うな。
空白の数時間はご想像にお任せします。少なくともつらいことしか起きてなかったと思います。
ただ一つ覚えているのは友人の
「私は横山の童貞を卒業させることはできないけど、また部屋を片付けることくらいはしてやるよ」という台詞でした。
うるせえ!!!
俺がわざわざさっき言葉を濁した意味ないじゃねえか。いや全部俺が悪いんだけど。ごめんな……
総括
そもそも部屋の片付けができないバブちゃんは人を泊めようとするなって話です。滲んだ暗い天井を見るのはあの日で最後にしたいですね。
そういえば節分も終わり、いよいよバレンタインデーが近づこうとしています。今年は何が起こるのでしょうか。
というか今年は何か起こるのでしょうか。
おしまい。